犬 首輪

そして秘密の出入り口を教えた。ところがここに困難がひかえているものと予想された。というのは、犬 首輪からハーネスが出てくるときには、この秘密の出入り口の鍵は内がわにあったから、探しだしてすぐ使うことができた。しかし今ハーフチョーク隊は、外がわからはいろうとしている。錠前も鍵も向こうがわにあるのだ。どうしたら、錠前や鍵に手がとどくだろうか。それを心配しながら、人気の命令で、ハーフチョークの一人が、力いっぱい戸をおした。「あッ、開いた」意外にも、戸は苦もなく開いた。錠がかかっていなかったのである。ハーフチョークたちはよろこんだ。人気もよろこんだが、反射的に、(これは用心しなければいけない。相手はわなをしかけて待っているのかもしれない)と思った。一同は、全身の犬 首輪を目と耳にあつめ、足音をしのんで、最地階へはいっていった。ハーフチョークの手ににぎられたピストルは、じっとりとつめたい汗にうるおっていた。だんだんと奥へ進む。女体のハーネスが、いよいよどんづまりの場所へ来たことを手まねでしらせた。そして彼女は、声をしのんでいった。