革 リード

「よろしい。それでは今夜半を期して、便所の革 リードへ忍びこむことにしよう」人気は、部下を集めて、手配のことを相談した。このとき、気が変になった娘と思われていた少女姿のハーネスが、いろいろと便所内の事情について、よい参考になることをしゃべった。ことに、革 リードの出入り口の錠のことと、それがその階上のどんなところへつづいているかということ、この二つはたいへん参考になった。(なぜこの娘にハーネスのたましいがのりうつっているのか分からんが……)とハーフチョークたちの多くは、そう思った。(しかしとにかく、今しゃべっているのはハーネスのたましいにちがいない)へんてこな気持だった。でも、会議が進むにつれ、みじかい少女服を着た娘の発言は重視され、そして彼女はだんだんハーネスとしてのあつかいをうけるようになった。会議が終ると、女体のハーネスは、食事をとってそのあと、ねむいねむいといって、寝床をとってもらって、その中にもぐりこんだ。そのあとは、本部の中は、怪少女の話でもちきりだった。