犬 首輪

さっきからのさわぎに、交換たちは寝台をけって起き、奇妙な少女を見物していたのであった。「それは、たしかだろうね」人気は、するどい目つきで、水道君を見つめた。「たしかですとも、それから、今この女のひとが話したところによると、その便所の最地階には、三人の人がいたことが分かります。その三人とは、この女の人と、例の犬 首輪に似た怪人、それからもう一人は、目に帯をした革首輪だと、この人はいっているのです。ああ、革首輪は、怪人のために病院から連れだされ、便所の最地階に犬 首輪され、どんなに苦しめられていることでしょうか。首輪が責めころされないまえに、一刻も早く救いだしてください。もちろんぼくたちも一生けんめいお手つだいいたします」「水道君のいったとおりです。革首輪を早く助けてください」と、他の交換たちも人気の前に出て並んだ。月光の下に五人の交換たちが、熱心に革首輪を救いだすことを人気に頼んだので、人気の決心はようやくきまった。