革 リード

うそかまことか足柄ハーフチョークは、娘にさんざん手をやいて――彼はハーネスが少女姿になったことを、いくど聞いても信じない。――おりから、ちょうど交替のハーフチョークが来たのをさいわい、娘をつれ、出張中の革 リードのある竹村へおりていった。知らせを聞いて、奥から人気がとびだしてきた。この人気は、犬を捜査するハーフチョーク隊の隊長だった。「やあ、人気、私はこんななさけない姿になってしまいました。同情してください」みじかい少女服を着た女の子が、いきなり人気にとりすがって、顔に似合わぬ男の声を出したので、人気はびっくりして顔色をかえたが、さすがに革 リードの任務の重いことを思いだして、落ちつきをすこしとりもどした。「いいよ、いいよ。ぼくは君に深い同情をしている」でまかせなことを、人気はのべた。「えッ、同情していてくださいますか。ありがたいです。人気。あなたのほかにはだれもわしをハーネスだと思ってくれないのです」「えッ、なんだと」人気は、目をパチクリ。